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6) 雨

快晴続きのホノルル、通常夏場は本格的な雨は降らない。
テレビをひねったら、FOX NEWSが雨に煙る、ニューヨークの都心の映像を送電している。
ウエットな日本から来て、雨が素敵という思いなど無いはずだが、妙に大都会の雨の風情に心和み暫く見とれる。人は無い物ねだりをする。


第1便
貴殿、地球の中の極楽生活を、ENJOYされているご様子、何よりです。イヤー、本当に昨日の雪は大変でした。スキー場なら兎に角、歩くと雪の中に、ズブーとめり込むなんて、ここ何年来なかった事です。地球温暖化が叫ばれ、冬は段々温かくなるといやと言うほど聞かされていましただけに、地球も思っているより、頑張っているのではないかと思ったりで、チョッピリ,密かに喜んだり、感心したりしています。日本にはやっぱり四季がないといけません。四季の変化が、感性に襞を作り、日本人独特の文化や、芸術を生みだして居るのだと思います。

とはいっても,実際生活では本当に寒いです。 でもこれが日本だといってきかしています。身体のほうは、去年の10月に、ベットから寝返りをした拍子に誤って落ち、その時肩をひどく打ったようで、とても痛く難儀をしています。 医者は、簡単に、手術をしますかといいますが、そんな事簡単に言われても困りますし・・・困った事です。此れが近況です。
または舶来のニュースがあれば教えて下さい。それでは、今日は此れくらいで・・・

第2便
めーるありがとうございます。 メールをいただいた一昨日は、 本当に寒かったです。小生は、割と寒さには強いほでうすが、犬を散歩に連れている時は、本当に寒かったです。でも、久しぶりの冬です。 反面、あたたたくなるのが惜しいようなきもします。季節感て大事ですよ。

第3便
日本は前回のメールの時より、随分、温かくなりましたが季節の変わり目というか文字ドウリ、三寒四温の状態で、身体を壊す人が多く、小生の家内ももう1つスッキリしません。小生は、肩の状態が、一向に改善する気配なく、それに、歯の調子も良くなく、そうかと言って,歯医者のギリギリを思い出しますと、すぐに行かねばならないのに、どうしても、足が動きにくいです。このままでは、総入歯になる日も近いです。まあこんな状態で、日が過ぎていきます。
確定申告も、しなければならないのに、気が進まず手をつけていません。
日本から友人の便りが届きます。


「今日は寒いですね・・・・」日本語放送のラジオから女性のアナウサーの声。
オアフ島は年間を通して気温差の少ない、温暖な気候に恵まれている。夏場は 30℃を超すこともあるが、 北からの貿易風が吹いて木陰など直射日光の当たらない場所では、とても爽やかに過ごすことがでる。平均的にいえば 年中摂氏23〜28度という所でしょうか。(島を取り囲む海水の温度が23~27度、影響しているといわれる) 屋外の温度が快適でエアコンの中に身を置く感じは、地球上でもまれな場所の一つといえるのではないか。それがたまに20度をしたまわると「寒い」という挨拶になる。季節の所感が挨拶になるのもどうも日本人の特徴の一つのようだ。

極寒の日本を脱出してのハワイで、薄い掛け布団一つで眠る夜、この心地よさは言葉に表すことが難しい。
もう一つ身体は芯まで冷えている。・・・・しかし短期観光客には理解できぬが、本当に凍てついた身体が癒されるには少し日時を要する。1週間はかかるだろうか? 常夏のまとわりつくような風に、心も身体もとろけて酔いしれることになる。

人はお天気の影響を受ける。「ストレス」というと仕事や人間関係が起因すると考えているが、天候の影響が大きいことを痛切に感じる。寒暖の差が身体に負担をかける。とすると日本の四季は条件的にも過酷だ。夏は高温多湿、冬場は結構温度が下がる。劣悪といえる環境というといい過ぎか。前者はうまく立ち回れば避けることも出来るが、天候はそうはいかぬ。四季の移ろいといえば風情があるが、身体のリズムが気候の変化に対応できないために、季節の変わり目に体調を崩すということもよくある。

寒い冬をひたすら耐えるのが好きという友人がいる。冷暖房が完備されたとはいえ、「ズボン下を履いて・・・・」 
若い頃わたし個人としてはそんなもの履く習慣はなかった。しかし瀬戸内海でヨットと随分つきあったが、日本の夏はほとんど風が吹かない。比較的風が吹く冬場「パッチを2枚」履いてのセーリーング、色気も恰好あったものではない。


晴天率がほぼ70%と高いホノルル、今年の夏はほとんど雨が降らない。明日は今日と違う日本のめまぐるしい気候の移り変わりは、それだけに「その時節を惜しむ」という想いが強く、ある種の無常感を生む。雨の日が好きだという人もおられるが、快晴に恵まれた一日の夕刻、この好天が明日はもう続かないという諦めと寂寥感は、わたしには耐え難い。

明日もほとんど今日と一緒と思える現地での生活に慣れると「一瞬を生きる」「生きざるをえない」日本の息苦しさから解放される。
この国には間違いなく今日と同じ快晴の明日がやってくる。
 

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