12) 隣のトトロ
孫が「隣のトトロ」と「隣のアラモアナ」にいま夢中だ・・・・・コンドミニアムからの散歩はアラモアナというのが日課になっている。
ゆっくりアラモアナを歩く・・・もう見つくしたというほど見て歩いた。世界の名だたるブランド店が出揃っている・・・・・しかも一様にマーチャンダイジングの多様化が進む。分かり易い話が、モンブランという万年筆メーカーは、本業の万年筆は極一部しか置かれていない。万年筆が斜陽であることは認める。そこで新しい商品群を育成して活路を開こうする。どうしても自店の専門性は希薄になる。しかし他ブランド店でも大なり小なり同じような発想だ。
手っ取り早いのが時計とバッグ類のようだ・・・・・これは下請け群が活躍していて、入手しやすいのでは無いか?と疑ってしまう。
「企業で規模的発展が無いとたち行かぬ」というマーケッティングは理解できる。しかしすでに世界的名声を確立、相応の規模にまで成功を重ねたブランドが、そんな安直な手でしか成長を考えないのは、ブランドを潰しているようにしか見えぬ。
ルイ・ヴィトンはかばんメーカーとしての製品力は世界一だ。この商品はヨーロッパで世界中ですでに何代も、使い続けられて名声を確立した。しかし靴や衣料にまで手を伸ばして、専業を凌駕する商品が誕生できるとは思えない。エルブイのマークが付いたら何でも売れると安直にお考えか?
ファツションメーカーはファッションに、靴メーカーは靴に、かばんメーカーはかばんに・・・・時計メーカーも同じ・・・ローレックスもニーズの多様化に対応というのだろうが、あれほどの種類をつくり出す必要が本当にあるのか・・・・この際少し立ちどまって「規模的成長」を望まぬ方針を打ち出すのもトップの英断だと思うのだが・・・
「マスプロダクション・マスセール」20世紀を席巻した拡大路線の終焉。 その上21世紀は「大量消費」にもブレーキがかかろうとしている・・・・過去のマーケッティングが、すでに時代に適合していないことに気がついていない。
昼下がりのアラモアナ、オープンエアーだから常夏の日差しがSCの通路に影を落としている。
「日だまり」と「陰り」21世紀が終わる頃、ブランドの栄枯盛衰を見ていたいという思いが頭をかすめる。孫なら可能かなあ・・・・・
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コメント
楽しく読ませていただきました、私も過去ハワイ島を含めて3回行ったことがあり、アラモアナなどと懐かしい名で想い出を蘇らせていただき、一気に読ませていただきました。
文書も実に軽快で専門家のものと変わらぬ内容で、ゴルフもそうでしたがこれからは更に分筆家としても、敬意を払っていかなければと改めて感じています。
一度読むだけでは勿体なく思いますのでCD
を作って、大切にし楽しませていただきます
有難うございました。インターネットのお気に入りにも登録しておきました、今年の滞在記を期待しています。
投稿 絹谷 矯 | 2008年1月11日 (金) 13時39分