29) プロムナード
プロムナードという言葉に接したのは、たしかヨーロッパの小説を読んでいた時だ。遊歩道と訳せても認識が正しいかどうかまでは不明だ。コンドの横手アラワイ運川に沿って「プロムナード」と呼ぶ道がある。うっそうと茂る木々のトンネルの遊歩道が、コンベンションセンターまで続く。プロムナードの本当の意味をここではじめて知る。
カタカナ外国語の多用を非難する。しかし英語をそのまま日本語に置き換えただけで、正確に理解できたとするのは、これまた難しい。
ヒルトンホテルからワイキキアウトリガーリーフまで・・・・ビーチ沿い整備されたなぎさにそって、ダイアモンドヘッド目指す直線のこの道は、アラワイ運河横のプロムナードと出色の散歩道だ。先日鮫が出没したのもこの辺り。さすがに沖で泳いでいる人は少ない。家族ずれがビーチパラソルを囲んで・・・・小さい子たちが水遊び、スッカリ陽に焼けている。
暫く目に焼きつけておこう、この景色・・・「もう飽いた」ということにならないのが悔しい・・・・
鋪装の切れたところからはワイキキビーチ、さすがに砂浜は歩きにくい・・・丁度ホテルのバーが開かれている。
イギリスでもこんなことがあった。ラムズゲイトという郊外の小さな学園町、車が走る本通りはお屋敷町を縫うように走る・・・裏通りの遊歩道、こちらの景色は海面から距離のある丘陵、確か見はらかす後方はドーバーと聞いた。
時には個人の邸宅の中を、簡単な門を勝手にくぐり抜けて道が続く・・・小1時間掛けて隣の町に到着する。デズニーランドに迷い込んだような、キレイで小さくて、お伽の國の銀行でカードで現金を引出した。遊歩道のお終いに気の効いた英国風「パブ」がおあつらい向きで開いている・・・・とにかく立ち寄る。
後で振り返ると旅の思いで、記憶はこんなことが妙に鮮明だ。
アウトリーガー・リーフ・ホテル、男2人の楽団が音楽を奏でる・・・ビール、NYではせめてイタリアビールを、オーダーするようにとアドバイスを受けた。ここはハワイ「バドワイザー」だ。
音楽と海風に暫く身を任して、料理の質ももちろんだがハワイでは、オープエァーの店の方が気持いい。そういえば一級のホテルのダイニングはほとんどがこのスタイルだ。ワイキキといえども水はひよっとして汚染されている可能性がある。空気は大海原を渡り付いたほやほやだと信じている。
明日のディナーの予約をして帰る。
帰路は途中まで歩いてバスが来たから飛び乗る。おりるバス停はコンドの真下だ。
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