2-17) アラモアナの春
「Bottega」 という鞄のブランドメーカー。数年前皮革を編んで製品化を果たした・・・デザイン・企画力に目を見張るものがある。勢いは現在も続いている・・・ところがハンドバッグ・カバンで価格帯が30〜50万円。皮の編み込みはどうしてもカジュアル感が付きまとう。製品の特徴と価格帯が一致していないのが残念で・・・・商売として爆発しにくいのではと勝手に案じている。
もう一つ勢いのあるのがCOACH・・・・この方もアメリカを代表する皮革品メーカーだった。カバンは革が柔らかくて使用で傷がつく難があったが、いかにもCOACHというケレン味のなさが魅力で長らく愛用した。どちらかといえば男性用が主要品だった。これが女性中心に方向転換して、商品構成も多義にわたる。アウトレツト・ワイケレでも一番客を呼んでいる店の一つだ。アウトレットで人気があるというのは、それだけ商品の滞留がおこっていると考えられる。
路線変更が成功したことは間違いない。しかし本当に成功したと判断するにはもう少し時期がいるのではないか? 過去のデーターがない新規事業は、対前年比があてはまらぬ。ゼロがたちまち某の売り上げになるから、つい行け行けドンドンになりはしないか? 今日店で衣料品群を見た。10年程度のデーターがそろった時点で、成長性が確認されなければならぬ。どん欲な事業展開、「マーチヤンダイジング」の輻湊が足を引っ張るような気がするが、心配し過ぎだろうか?
日本企業が決算期お迎える。息子の企業も臨戦態勢を敷く。今月は休日を返上して働けと、「命令」して休日出勤させる・・・・と物騒なことを平気でいう。他人事ながら心配する。上司が賢ければ、具体的決算戦略を社員の総意で立案し、部下たちの自発的決起を促すのが最善策ではないか?
上司に必要な資質は仕事ができる能力ではない。「人格」と「品格」だ。「出てこい」と唯一肩書きに頼る強い命令は、かえって部下の士気をそぐ。それでも「進め!!」の進軍ラッパは、日本が先の戦いでの終盤と同じ玉砕しかない。無能上司に仕える社員はたまったものでわない。無能上司に逆らえぬだけかわいそうだ。
業種にもよるが、現況国内市場はどんどん縮小されていく。つまり品物は増えていくのに買う人は減ってしまう。「大きくなる」「成長する」というほか道はないのか。
今、わたしを含めて上司達が過ごした高度成長の時代、右肩上がりの中では少なくとも「がんばれ」が通用した。時代はすでに終焉を迎えている。幹部の経験則が合わなくなっていることも知るべきだ。「今日より明日」が、「前期より今期」がどうしても成長を必要とするならば、企業人総てが戦略(Strategy)を再構築せねばならぬ時代を迎えている。時間はない。
こんなことを書けるのも元気が出てきた証拠だろう。
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