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2-23) 視線

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アラモアナ・コンドテルの説明を聞く。 17階モデルルームを兼ねたオフイスのからの眺望は素晴らしい。Studio Tipが基本でキッチンは付かない。価格は$2680〜$3500 ほかに$5000まである。円換算して3000万〜5000万というところ・・・・ 万一オーナーとなったとして、コンドとしての使用は180日を限度として自由に使える。使わないときは「ホテルシステム」という管理会社と契約ホテルとしての運用をはかる。この際の運用益は管理会社と半切する。ホテルグループとしてアウトリーガーも名を連ねていて、部屋をレンタルする魅力の創造には万全を期している。
一種の金融商品といえるがハワイの不動産は高どまりしている。現時点で購入してキャピタルゲインは当面期待できない。今後アメリカの金利次第だが幾らで回るのかがポイントとなる。少なくとも自分が使いたい時、自由に使えるということでタイムシェーアの物件よりは魅力はある。

企業側としても妙味がある。日本企業からホテルを丸ごと買い取ったのだから、半端な投資ではない。少なくともホテルへの投資は、回収に80年100年かかってといわれてきた。権利を小口に分けて売却することで、投資資金は短期で回収できる。
昨日の時点で2/3は契約済とか。順調に資金の回収が進んでいると見るべきだ。
この「視線」を変えた投資は、世界中いたるところで行われており、21世紀は過去になかったスピードで建物が建つ。「パンドラの箱」を開けた時代の到来か。


夜、雷雨・・・日本ならばこれで梅雨があける・・・・もう一つ「視線」のはなし。

17階の海が望める場所にショールームがある。経験的にいってここからの眺望が一番すばらしいということか。もう1つ孫娘が懸かったアラモアナの小児科も同階・・・・待合室から見える景色も、真下ヨッピングセンターの屋根が景観を損ねているが、遠くの海へ魅力のある景色が広がっている。

616新生児の時代からハワイで生活していて、この小児科には世話になることもあった。すべて予約制時間に合わせて診療に行くと、通常待合室待つということになるが・・・・先生のための診療室は無い・・・・すぐさま個室に通される。この部屋の意匠がそれぞれ子供が喜ぶキャラクターで飾られている 。シンデレラのカボチャの馬車で遊ぶ・・・・・ こんな個室が数カ所、患者ははじめから隔離されていて、診察前の患者同士が接触することはあり得ない。・・・・しばらくすると先生がこの個室へ巡回してくる。カボチャの馬車の中で診察が始まる。日本との診療形態の違い・・・・孫娘は「私ハワイのS先生の病院の方が好き・・・・」とはっきり。
歯医者へ行く、待合室で子供には柄のついたキャンディをくれる。「虫歯にあめ玉」日本人には馴染めぬ習慣が、「どうしました・・・・ 口を開けて・・・・」と診察は今までなめていたキャンデイの柄で口を開けさせる。金属のヘラで口を開けさせる恐怖感は生じない。 病院を好きになってもらっても困るが、病院嫌いをつくらない見事な工夫はもっと真似てよい。

われわれがかかるY先生の診療所もアラモアナのビルの20階・・・・・バイアグラ、睡眠薬などのTVのコマーシャルが飛び交うアメリカで、「かぜ」をこじらせたワイフが点滴してほしいとお願いしたら、ゲーターレイド(栄養飲料)を飲むことをすすめられる。くすりは処方箋をもらってドラッグストアーへ出向くことになるのだが、ほとんど軽医療という症状にくすりは出さない。

税理士T先生は23階・・・・・顧問弁護士H先生18階、オフイスが海から離れた立地だから、なだらかな山側に張り付いた住宅群が一望できる。いずれにしろ高層のコンドやオフイスビルでは、この辺の階層の景色が売りであること間違いない。

絵を描く時・・・視線(最近は目線という人も増えた)をどこに置くかは、大変重要な意味を持つ。用紙の中心に視線を置いたとする・・・・この場合は上下の真ん中の焦点があることで、これより上も下もほぼ同量の景色が描ける。意識して上に置いたら上の景色は少なくて、下の書き込む面積がひろがる。
    
こんな持って回った言い方などせずとも「カメラ」。カメラの焦点はいつも写したい対象の中心にある。17階で真正面を真正直に写したら、空も海も全貌はとらえきれずに、確実につまらない写真が事実として残る。17階での眺望がすばらしいと感じるのは、180度広がる海を「俯瞰して」いることになる。覗き込むような視線の先には、空への意識はほとんどない。もっと高い30〜40階の部屋も見たことがあるが、この方は覗き込まない限りほとんど空しか見えない。

474拙宅はコンドミニアムの6階、もう少し高い層が望ましいと時々感じる。椅子にすわったまま本を読むのに飽いた時など、ぼんやり窓外に目をやる。作為的なことは一切意識しない視線に海も空も同質で迫ってくる。ネバーアイランドへ向かう飛行機が上昇途中の傾きを見せて飛ぶ。係留中のヨツトのマストが乱立する向こう岬の鼻先、パームツリーの茂みの間に太平洋を渡りついた波が白い吐息とともにここで休む・・・・・

作為的でない日常のような視線が一番やさしいように思える。

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