2-24) 結婚式
マジックアイランド(公園)を散歩、ここでの結婚式が目だつようになって来た。二人がサンセットをバックに記念撮影をしている。記念日が「日没でもいいの?」と感じる。公園でよくある結婚式、子供達や親族10数名、ローカルの再婚組と見たが・・・・記念写真の2人、花嫁さんはハワイのお祝衣裳に、なぜかベースボールキャッブ、その上にベールをつけている・・・・横で見ると珍奇だが、晴れ姿気合いをいれ過ぎたのか、なんでもありだ。式場が粗末だったから人生順調でないということはない。とにかく「コングラチレーション !!」
ハワイの教会で式を挙げる日本人は多い。彼等がクリスチャンかというととんでもない。信仰に関しては神仏渾然、信仰対象など無いというのが本当のところ・・・・一神教が激突する世界にあって日本ほど多神教的寛容差のある社会は無い。
そんな日本人もその割には式の場所にこだわる。 大富豪マイクロソフトのビルゲイツ氏は、カウアイ島のゴルフ場のグリーンで式を挙げた。 日本からデンワがかかる。「由緒あるカワイアハオ教会で式を挙げたいが取れない。何とかならぬか」という無理なお申し出。現地での協力で何とか・・・・ハワイ王朝ゆかりの大聖堂・カメハメハ家の菩提寺というより、高知/高島ご両人が式おあげた所・・・・の方がよく通じる。
折角の苦労にも幸せも長くは続かず1年したら離婚、神仏のご加護ははじめから期待していなかった。というお話のよう。
ハワイ島ワイコロアに滞在中、島のリゾートホテルで・・・・ワイフと散歩の途中、式に向かうお二人に出会う。道を譲って 「 おめでとう 」 と声をかけたばかりに・・・・「お差し支えが無ければ式に」と乞われれる。休暇中の身時間はたっぷりとある。 太平洋に突き出した岬の海が望める場所に、小さな教会風建物が建つ。本当の教会というよりは結婚式などを挙げる施設に近い感じがする。式は新郎新婦と来賓は誰もいなくて私たちだけ、牧師と立会人のたった5人の式典・・・・退席もできずに仕方なく最後まで付き合う。その後のお二人がどうなったかは知るよしも無いが、この日の情景を心にとどめておられたら、地道に幸せな家庭を築かれているはずだ。・・・・信じたい。そうでないと立会人徒労に終わる。
先ほどのローカルの再婚組がサンセットを眺めている。 ハワイもホノルルに居る限り、日の出は山脈の陰になる。どうしてもサンセットを眺めることになる。カートパスに座って西の海に陽が沈むのを追いかける。陽の温もりが残っていてお尻は温かい。目の前180度の視界に広がる海、大平洋を渡って来た波が静かに寄せ返す。サンセットクルーズに出ている船も、拝むように西を向いている。
公園を通り抜けての帰路コンドの上薄暮の空に、大きな白い月がでている。「東の・・・・」陽と月の情景を歌った万葉集、これを愛でる瞬間は地球何処にいても同じようだ・・・
Yacht ClubのBarへ立ち寄る。海に面したデッキはさすが少し涼しく人陰がない。店内に席を移す。3ケ所あるテレビが、アメリカズカップの予選を放映している。騒々しい・・・・早々と席を立つ。すっかり暮れ落ちた空にこうこうと満月が懸かっている。冬の満月、この方も日本人が実感している凍るような冷たさの中の、冴え冴えとしたものとは違う。常夏の空に 「蜜月」余韻があたりに漂っている。
散歩は贅沢・・・・お金のない時代1$が¥360ではアロハタワーからワイキキまで、約1時間半歩いたと・・・古い新聞記事が残っている。
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